レッスン12 十二支の本質

誰算

五行が示す五本能について説明する前に、

十二支の本質の説明が抜けておりましたので先にそちらについて説明させて頂きます。

以下、十二支の「五行」「方向」「季節」、また「性質」や「特徴」をまとめておりますので、

それぞれ十二支の雰囲気を掴んでください。

【子/ね】
水性、北方、水、真冬。
行動と知恵の一体によって進み方が上手い。
若年と晩年に運気が良く、中年期に落ち込みがあり、
人生の波は相当に荒い。
子供運は良く、子供に恵まれやすい(子無しの者は財に恵まれる)

【丑/うし】
土性、北方、土(湿土)、晩冬。
外柔内剛、自我が強く剛情。
人生工程の速度は遅く、中年期以後に運を掴む。
平和主義で動乱を好まないが、動乱期でも自己を見失うことはない。

【寅/とら】
木性、東方、樹木、初春。
守備的で独立独歩。
守りではあるが前進の気迫を有す。
観察力、洞察力に優れる。

【卯/う】
木性、東方、草木、仲春。
外柔内剛、協調、和合。
政治、経済に頭角を現し時代を見る目が鋭い。
人生の波は相当荒い。

【辰/たつ】
土性、東方、土、晩春。
一代において栄華を築くか、貧を作るかのどちらか。
時として時代と社会を作り出す者が生まれる。

【巳/み】
火性、南方、火、初夏。
外面の明、内面の暗。
直感と理論の間で精神の不安定を作る。
芸術に才能を発揮し、特殊な創作能力を持つ。

【午/うま】
火性、南方、火、真夏。
外面の明、内面の明。
気は相当に激しく、直情の性格が人生の壁を多くする。

【未/ひつじ】
土性、南方、土(燥土)、晩夏。
外面の暗、内面の明。
多芸多才で万能。
人生は平穏で波乱が少ない。

【申/さる】
金性、西方、剛金、初秋。
多芸多才。
行動は早く、行動中に考え、考え中に行動する。
情は薄く、私情に流されない。

【酉/とり】
金性、西方、宝石、仲秋。
幼少期に人生の方向が定まらない。
貧に育って名を上げ、富に育てば名を成すことができない。

【戌/いぬ】
土性、西方、土、晩秋。
社交的で人の和を保つ才能に恵まれる。
蓄積の才能が豊か。
万人に好感が持たれ、時として養子幼女の宿命を持つ。

【亥/い】
水性、北方、水、初冬。
外面の明、内面の暗。
粘り強さがあり苦難、困難に強い。
孤独に弱い。

算命学の鑑定は生まれた日、月、年の三柱で行いますので、

みなさんの宿命の中に3つの十二支があることになります。

(厳密には宿命にもっと多くの十二支がありますが、鑑定する際のメインとなる十二支は3つであることから、3つを重点的に見ていく形になります。)

尚、四柱推命は生まれた日、月、年に対して時間を加えた四柱で占います。

十二支の本質について説明いたしましたが、

多くの方が十二支として思い浮かべるものは自分の生まれ年の干支だと思います。

生まれ年の特色として上記の十二支の本質が加わることになりますので、

自分の干支を確認してみてください。(三柱のうちの年にあたります)

その他、月と日の干支につきましては自分の宿命(三柱全て)を見る必要があります。

ネットで「算命学 無料」と検索して頂くと下記のような三柱を確認できるサイトがいくつかあると思いますので、ご自身の生年月日で試してみてください。

左から日、月、年の順番に並んでいます(1番右が馴染みのある年の干支です)

上記は2024年6月4日生まれの方の宿命になりますが、

こちらを例に十二支の本質を見てこうと思います。

まず、1番左の日柱(にっちゅう)の十二支は丑になりますのでこの人は、

外柔内剛、自我が強く剛情。
人生工程の速度は遅く、中年期以後に運を掴む。
平和主義で動乱を好まないが、動乱期でも自己を見失うことはない。

という性質を持ちます。

次に、隣の月柱(げっちゅう)の十二支は午になりますのでこの人は、

外面の明、内面の明。
気は相当に激しく、直情の性格が人生の壁を多くする。

という性質を持ちます。

最後に、年柱(ねんちゅう)の十二支は辰になりますのでこの人は、

一代において栄華を築くか、貧を作るかのどちらか。
時として時代と社会を作り出す者が生まれる。

という性質を持っています。

先生、3つの性質を持っているということですが、

どの柱が一番重要でしょうか?

宿命に対する影響度は、日柱50%、月柱25%、年柱25%と言われおり、同級生(年柱同じ)でも個々の性質、性格が違うのは日柱が違うからです。(仮に日柱も年柱も同じであれば宿命の75%が同じということになり、かなり似た性質が現れることになります。)

【本日のまとめ】

今回は十二支の本質について説明しましたが、

宿命を見ていく上では、十干の存在も無視できず十二支だけでその人の性質や性格をあれこれ言うことは、

鑑定上あまりありません。そのため、今回は一例として十二支だけでの本質の判断を行いましたが、

基本的には十干も含めて全体を判断していくことになります。

次回は五行が示す五本能について説明したいと思います。

ここから少し面白くなってくるはずです。

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