レッスン5 宿命とは?続き

誰算

前回、運命と宿命の意味や定義についてお話いたしましたが、

今回はその続きになります。

運命とは、自分の意思で変えることのできるもの。

宿命とは、自分の意思で変えることのできないもの。

でしたが、その実例を挙げてみたいと思います。

まず、同じ生年月日のAさんとBさんの二人がいたとします。

ここでポイントとして、同じ日(年月日)に生まれた人は同じ宿命ということになります。

※男女の違いはあります


そして、この生年月日の宿命にスポーツが得意な星があったとします。

この日に生まれた人はスポーツが得意という能力を持っていることになります。

先生、この日に生まれた人はみんな大谷翔平選手のようになれるということですか?

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はい、可能性という点ではそういうことになります。

でも同じ日に生まれた人でも、進路は全然違うと思いますが?

はい、そこに宿命と運命の違いがあります。

宿命とは「変えることのできないもの」でしたが、


例えば、Aさんは学歴を気にする家庭(親)に生まれ、Bさんは運動が大好きな家庭(親)に生まれたとします。

生まれた家庭や親は自分の意思では変えることのできないものですので、これも宿命ということになります。

ここまでのAさん、Bさんの宿命を比較してみましょう。

Aさん・・・スポーツが得意な日に生まれる、学歴を気にする家庭(親)に生まれる

Bさん・・・スポーツが得意な日に生まれる、運動が大好きな家庭(親)に生まれる

この時点では、Bさんの方が大谷翔平選手に近いということになりますよね。

確かに大谷選手のご両親はどちらもスポーツをされていますね!

大谷選手というのはあくまで例えですが笑

Bさんは自分の宿命(生まれた日が持つ能力と家庭環境)が合っているので、

その(運動)能力をすんなり活かすことができるのに対して、

Aさんは自分の宿命(生まれた日が持つ能力と家庭環境)が合っていないので、

本来の自分の能力が活かされるまで難しさがあるということになります。

※Aさんは家庭環境や親の理解がなかなか得られない

生まれた時点では宿命の支配が大きく、何一つ変えることができませんが、

これ以降(自我の発達とともに)、自分の意思で決めることができる「運命」をスタートさせていくことになります。

なるほど、生まれた時点では自分の意思は無関係ですし、そもそも赤ちゃんの状態で自分が何かを決めることも不可能ですもんね。

望もうが望むまいが生まれた日、場所、環境は宿命になります。

【本日のまとめ】

今回は、AさんとBさんのどちらが能力を活かしやすいかを宿命という観点で見てきましたが、

この点だけを見てBさんの方が成功する、幸せになれるという判断はもちろん出来ません。

何故なら、Bさんのようにすんなりと自分の能力が発揮できることは望ましい一方で、

紆余曲折のあったAさんの方が人間性が練られたり、

苦労に強い精神性が身に付いたりすることもあります。

しかし、占いをしていく上で宿命と一致しているか、あるいは不一致かは重要な要素になりますので、

その人の宿命(役割や能力)と生まれた育った家庭環境を確認することは、

その人の現在や将来を占う際に、大いに参考にしなければいけない部分となります。

今回は宿命のみに焦点を当てて説明しましたので、

次回は運命について説明したいと思います。

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