算命学に興味があるけれど、どこから学べばいいかわからないという方へ。
このブログでは、初心者向け算命学の基本をわかりやすく解説します。
前回は十大主星の世界について説明いたしましたが、今回は十大主星が持つ性質について説明していきます。

前回、十大主星の五行の質を飛ばしてしまっていたので、まずはこちらを覚えるようにしてください。
木性 陽・・・貫索星(かんさくせい)
陰・・・石門星(せきもんせい)
火性 陽・・・鳳閣星(ほうかくせい)
陰・・・調舒星(ちょうじょせい)
土性 陽・・・禄存星(ろくぞんせい)
陰・・・司禄星(しろくせい)
金性 陽・・・車騎星(しゃきせい)
陰・・・牽牛星(けんぎゅうせい)
水性 陽・・・龍高星(りゅうこうせい)
陰・・・玉堂星(ぎょくどうせい)

先生、五行の本能と十大主星は関係しているということでしょうか?

星野さん、凄く良い質問です。例えば五行木性の守備本能は、自分を守る、自分の立場を守る、自分の世界を守るというものでしたが、十大主星の木性である貫索星と石門星は、五行木性と同じ守備本能を持つことになります。

なるほど!十大主星が持つ性質は、五行の質・本能とも関係するんですね!

はい、そうです。
それでは、十大主星の性質について説明していきます。五行の質も意識しながら読み進めてみてください。また、現時点では難しい専門的な話は省き、まずはシンプルに各星の性質や意味を簡単に紹介します。
貫索星・・・自分の力で生きることを選び、他人に頼らず、協力や妥協を避ける人生を歩みます。自立心が強く、自己中心的で保守的な傾向があり、単独行動を好みます。自分のことは自分で守る頑なさを持ち、時間をかけて着実に積み重ねる生き方が特徴です。
石門星・・・自己と他者の間に存在する共感や理解を見つけ、それを成長や進歩の原動力とします。表面的には柔軟な人付き合いが特徴で、協力関係を土台とした支え合いの力を築きます。そのため、単独行動よりも集団行動を得意とし、また、変化を避ける保守的な思考を持ちます。
鳳閣星・・・焦らず、無理をせず、ありのままの人生を歩みます。そして、自然体の生き方は、穏やかで大らかな性格を作ります。また、どのような環境でも受け入れ、状況に合った生活を送りながらも、自分の居心地の良さを最優先する傾向があります。
調舒星・・・繊細で神経質な性格であり、完全主義の傾向が強いです。一つのことに神経を集中させ、常に完璧を求めるため、自分自身に対して非常に厳しい思考を持ちます。そのため、周囲から理解されにくく、孤独を感じることが多いです。このような状況から、社会や世の中に対して反発心や反抗心が生まれやすくなります。
禄存星・・・情に厚く人間味あふれる性格ですが、自己中心的になりやすく、自分勝手な行動に陥りがちです。常に「今」や「現実」を重視するため、夢や空想を描くことが少なく、長期的な視野に欠ける面があります。また、脇役に甘んじることができず、何か問題が起きると、中心人物として振る舞おうとする傾向があります。
司禄星・・・家庭的で、日々の生活を最優先にします。平均的で庶民的な考え方を持ち、平和で穏やか、そして安定した人生を送ることを望みます。真面目で着実に毎日を積み重ねようとする姿勢が特徴です。家族や身内への思いやりが深く、献身的な気質を持ちます。
車騎星・・・強い情熱とエネルギーを持ち、正直で心のままに一直線に進もうとします。思考よりも行動が先に立つため、物事を理論的に深く考えることは少なく、直感的に動く傾向があります。そのため、人生は激しく野性的で、安定や平和を得るのは難しい面がありますが、活動的で行動力に満ちています。
牽牛星・・・外見は穏やかで従順そうですが、内面は負けず嫌いで行動力があり、よく働くタイプです。真面目で几帳面な性格で、自尊心やプライドが高く、責任感も強いです。計画や目標があると思考が活発になり、組織や集団の中で最も能力を発揮できます。
龍高星・・・さまざまな知識を吸収し、それを寄せ集めた知恵を実生活に応用します。根本的には現状に満足せず、常に工夫や改良を重ねようとします。忍耐力は強いですが、限界を迎えると一気に不満が爆発することがあります。また、その考え方や行動を理解してくれる人が少ないのも特徴です。
玉堂星・・・学ぶことや知識の習得に強い関心を持ち、物事の根本や本質を深く追求する傾向があります。地味で堅実な思考の持ち主であり、自分から積極的に動くというよりは、周りの環境から自然と学び取ることを得意とします。そのため、物事を深く見通す優れた洞察力を持っています。

前回と同様に下記の画像リンクから自分の星を調べて、自分がどういう性質を持っているのか確認してみましょう。


今回は兄弟の星を出してみました。


火性の鳳閣星が3つ、木性の貫索星1つ、同じく木性の石門星1つあります。この方の性質的には、3つ持っている鳳閣星が1番強く働くことになり、そこに貫索星と石門星の性質もプラスされるようなイメージです。(厳密に言えば中心にある星が強く働きますが、重複している星も強く働くため、今回は3つある鳳閣星を1番としました)
星の性質、意味合いは先ほどの一覧で確認してみてください。
【本日のまとめ】
十大主星は五行の性質を持っているため、以下のように木・火・土・金・水に対応する星をしっかりと結びつけて理解することが重要です。
木性→貫索星、石門星
火性→鳳閣星、調舒星
土性→禄存星、司禄星
金性→車騎星、牽牛星
水性→龍高星、玉堂星
また、今回説明した十大主星の性質や意味を、さらに簡潔にまとめたものを次回紹介します。
そのため、今回の内容を暗記する必要はありませんが、次回以降に振り返ると理解が進むと思います。
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